アプリの日本市場の成長が凄い
App Annieに掲載されていたアプリの日本市場に注目したレポート
アプリ市場の売上で日本が1位に
App StoreとGoogle Playの売上合計が2013年10月時点でアメリカ市場を抜いて日本が1位になりました
他の市場とくらべても角度が凄い。2位じゃ駄目なんですね
日本におけるスマートフォンの普及
フィーチャーフォンが普及していた日本ではスマートフォンの普及はなかなか進みませんでした。
2012年時点でのスマートフォンユーザの割合がアメリカと日本では11%あったのが今では2%まで
縮まっています。
アメリカの人口(3億1700万)は日本の人口(1億2700万)の2.5倍で普及率も2%高いのに、ストアでの売上は日本の方が高いなんて日本人凄いアプリが好きだな。
Google Playでの売上
Google Playアプリの売上が急上昇して、App Storeに追いつきました。
日本以外の市場ではApp Storeの売上の方が高い上に、成長度もApp Storeが上回っています。
日本ではこのままGoogle PlayのマーケットがApp Storeのマーケットを追い越すのだろうか。 日本ではiPhoneの普及の方が多いような話も良く聞くけど、そうでもないみたい。
ゲームアプリの急成長
日本市場では他の市場と比較してもゲームアプリが急成長しています。
これはスマートフォンが普及する前から、フィーチャーフォンでmixi・GREE・Mobageのプラットフォームを利用したソーシャルゲームが 流行していたからで、端末が変わっただけでユーザ心理はあまり変化なかったのだと思う。 加えて言えばソーシャルゲームの前は着メロなどで携帯電話でお金を払うという習慣が身についていたのし、着メロにお金を払っていた世代が今は働いている事も要因だと思う。
ちょうどソーシャルゲームの市場がフィーチャーフォンからスマートフォンに切り替わる直前では、 スマーフォトンに変えると今やっているブラウザ型のゲームが出来なくなってしまうので変えないというユーザは多かったはず。 そんな中、Flashが動かないiOSの為にHTML5などを利用して同じゲームがプレイできるような環境を整えたソーシャルゲームプロバイダは スマートフォンの普及に貢献していると思う。
しかし、ゲーム以外の売上が他市場とくらべて低い!日本人はツール系アプリにお金を払う感覚があまりないのだろうか。 日本でwebサービスがなかなか流行らないのもそれが理由かな。
国内のデベロッパーが日本市場を成長させた
日本市場においてTOP5のデベロッパーは全て国内の企業で以下の通りです
・ガンホー
・LINE
・コロプラ
・セガ
・バンナム
この5社だけで日本のゲームアプリ売上の2/3以上を占めています。改めて見ると凄い事だと思う。
改めて見るとmixi・GREE・Mobageのブラウザ型ソーシャルゲームで成功していた企業がアプリでも成功しているという事ではない訳だ。 そこらへんはGREEやMobageなどのプラットフォーマーに依存していたのも原因なのかな。
CMが効果的
コロプラの黒猫とウィズを例に日本アプリ市場においてTVコマーシャルが効果的であると書かれています。 この資料だとコロプラはCM放映開始後ダウンロード数が3倍になっている。
ウィズに関してはクイズという題材がよかった為、CM効果が大きくでているのと思われるが、日本においてCMが効果的なのは確かだと思う。
2014年はさらに成長
2014年のスマートフォン普及率はアメリカを大きく抜いているだろう。
DoCoMoでのiPhone販売も始まったし、ゲームのアプリを作っている企業にいる身からしたら嬉しい限りである。
翻訳に関して一部表現を変えています。
資料の一部だけ抜粋しているので、全て見たい人はこちらからpdfファイルがダウンロード出来ます。